「人を好きになるのが怖い」失恋のトラウマから抜け出す方法。

今回は過去の失恋がトラウマになり、
人を好きになること、誰かに尽くすことが怖くなってしまった方からのご相談にお答えしました。

「人を好きになるのが怖い」

1年半ほどお付き合いした方と別れ、2ヶ月経ちましたが、
まだ朝起きると隣にいないことを実感しては胸が痛くなります。

家族を亡くした経験からか、いつ自分の大切な人がこの世からいなくなってもおかしくないと思うんです。

今日も当たり前に生きていることが本当は当たり前じゃないって思うんです。だから一緒にいられる時間がわたしにとってとても貴重でした。
でもそういう考えが重いのでしょうか?

尽くしているつもりはなかったんです。
「仕事で疲れているだろうから私が家事をやろう」とか買い物に行ったときは、「これ好きかな?」とか「喜ぶかな?」とか相手のことばかり考えてしまうんです。
それがしんどいとかは無く、ただ日常でした。

でもそれじゃどうして恋愛がだめになっていくのかやっぱり分かりません。

恋愛は難しすぎます。
ただ、好きで大切な人のことを想っているだけなのに。

いろんなコラムで、尽くすと甘えてしまう・飽きられる・ダメ男になるなどなど。自分のやっていることが嫌われていくための準備の積み重ねだったのかな?と悲しくなりました。

人を好きになるのが怖いです。
いなくなってしまうことも、自分がやってしまうことが別れへの積み重ねになってしまうことも。このループから抜け出す方法はあるのでしょうか?

大切な人がいなくなる怖さ。

ご相談にお答えします。

確かにあなたが言うように、当たり前のような日常は、本当は当たり前なことなんかじゃないと思います。

大切な人や家族がいつもそばにいると、それが日常になって「普通のこと」のように思ってしまって、いつしか甘えてしまったり、当たり前と思って大事にできないことがありますね。

あなたがそうやって「当たり前じゃないんだ」と思うのは、
今まで少なからず、失った人がいるからだと思います。
人間いつも失ってから気づくことが多く、「もっとあんな風に言えば良かった」や「もっと何かできたのに」と後悔することもあります。

だからあなたが思う「今、一緒にいることができる時間がとても貴重」という御意見は本当にその通りだと思います。

「一期一会」の気持ち。

「一期一会」と言う言葉の意味は、ひとつの出会いを大事にしなさいという意味と、同じ人と二度と会えないかもしれないから、その覚悟でいるようにという意味もあるようです。

まさにあなたが「今の現状を当たり前じゃなく、一緒にいる時間は特別なもの」というのは一期一会の気持ちだと思います。

人との出会い、そして別れをそんな風に貴重に思うあなたの考えを「重い」とは決して思いませんし、また新しい人との出会いを大事にしなければと改めて思いました。

好きな人に尽くすこと。

好きな人に尽くすことが、その相手を甘やかすことになったり、ダメ男になるというのは、それは男側の甘えであり、男側の責任であると思います。

尽くすことで、男が離れてしまっても、それを自分のせいだと責める必要はありません。また、尽くすことは無償の行為であり、大事に思う相手なら「尽くしてあげたい」「喜んで欲しい」と思うことはとても自然なことだと思います。

どうか自分の恋愛に自信を失わないでください。
好きな人が喜んでくれる姿はやっぱり嬉しいものですし、
その人の幸せを自分の幸せと感じることが本当に自分が尽くしたことの(無償ではあるけれど)報酬だと思います。

そのまま誰かを大切に思う気持ち、好きな人に尽くす気持ちを無くさないでください。

新しい恋をするために。

失恋してしまうと、どうしてもトラウマになってしまうことがあると思います。
けれど、そのトラウマを乗り越える手段は新しい誰かとの出会いだと思います。

傷が深いほど人を好きになることが怖くなるお気持ち、とてもよく分かります。
将来、新しい恋の前で怖くなってしまうことは仕方ないと思います。

けれど、あなたが尽くす愛情を感謝の気持ちで受け止めてくれる人は必ずいると思います。

何も見返りを求めず、好きな人に尽くす女性が愛されない訳がありません。

傷つく怖さを乗り越えて、新しい出会い、そして新しい自分と出会ってください。

人に尽くすこと、好きでいることは別れの積み重ねなんかじゃ決してありません。新しい出会いのために、人を好きでいる自分であるために、自信と誇りを持ってください。

無駄な恋はひとつもないと思います。

どうかまた素敵な出会いがありますように。
頑張ってください。応援しています。

恋愛相談

恋愛相談は「お問い合わせ」にて受け付けています。
*御相談が多い時は全てのご相談にお答えできない時があります。
ご了承下さい。