自分の心を守るために大切な10のこと。

自分の心は自分が一番よく分かっていると思っていても、
案外自分でもよく分かっていない、気付いていないことがあると思います。
そして知らず知らずに心を擦り減らし、疲れてしまうことがあるのではないでしょうか?

自分の心を守る意識を心掛けることで、心の負担が減って、
いつの間にか重くなってしまった心を楽にすることができると思います。
今回はそんな自分の心を守るためにできる些細な心がけを紹介したいと思います。

1、頑張らない日を作る。

仕事、そして勉強と何かと毎日忙しく、心はいつの間にか擦り減ってしまうことがあります。

頑張ることは決して悪いことではありませんが、
時には「頑張らない自分」「頑張らない時間」を意識して作ってみてはどうでしょう。

心がずっと張り詰めているとピンと張ったゴムのように、いつか切れてしまうかもしれません。一度切れてしまった心はそう簡単に元には戻りません。

そこで少し自分で心のゴムを緩める必要があると思います。
心に余裕を持たせることで、自分自身の心を切らさないように気をつけることができます。

それではどんな風に「頑張らない日」を作り出せば良いのでしょうか?

自分の好きなことをする。

自分の趣味に没頭するのも心のゴムを緩めることに有効な手段だと思います。
自分の好きなことに熱中することで、毎日のストレスや煩わしさから解放され、
心の余裕を取り戻すことができると思います。

そのため、普段から自分の好きなこと、熱中できるものを探し、見つけることが大切だと思います。

映画や読書、ドライブなどなんでもいいと思います。。
自分の心が解放される趣味を持つことで頑張らない自分を作ってみてはどうでしょう。

何もしない日を作る。

趣味などに没頭する時間も大切ですが、時間に余裕ができたときに
「何かしなくては」「何か行動しなくては」と考え過ぎてしまうと反対に心が疲れてしまうことがあるかもしれません。

そんなときは「何もしない日」を作ることも良いと思います。

つまりボーッとする時間です。
何もせず、窓から見える景色を眺める。
ずっと布団の中でゴロゴロする。

そんな風に積極的に「何もしないことをする」を実行してみてはどうでしょう。
日常の心のスイッチを一旦リセットすることが次頑張る明日のためにも必要なことだと思います。

2、「疲れた」と言葉にする。

我慢する人はどうしても他人に弱音を吐けない傾向があると思います。
そのため、自分で心の負担を溜め込み疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。

そうした心の負担を少しでも軽くするために「疲れた」と言葉で誰かに伝えることも大事なことだと思います。

よく愚痴を言ってしまうという行為は、実は無意識に心に溜まった不満やストレスを吐き出そうとしているのかもしれません。

「迷惑かも」と愚痴を誰かに言うことを躊躇うこともあるかもしれませんが、「疲れました」「しんどい」と口にする人がそばにいることで、
自分の心模様を客観的にみることもできますし、また改めて自分が疲れていることを再確認できると思います。

3、休むことを後ろめたく思わない。

勉強や仕事を頑張ることも大事ですが、実は休むことも頑張ることよりも大事なことだと思います。

真面目な人ほど休むことに後ろめたさを感じることがあるように思います。
どこかで休むことで「サボっている」「怠けている」と思われることを恐れているのかもしれません。

休むことを決して後ろめたく思う必要はありません。
意識をして休むことを心掛けることで、心にメリハリができて、
「これだけリフレッシュできたのだから仕事を頑張ろう」と思えます。

休みがあっての仕事、仕事があっての休みです

常に走り続けることが美徳とは思いません。
自分のペースで走り、休むときにはしっかり休むほうが長く先に進めるのではないでしょうか。

4、完璧な自分を辞める。

完璧を貫くことは案外心の負担になるのではないでしょうか。
また完璧な自分を演じ続けることも心の負担が増すばかりだと思います。

周りの自分に対する評判も確かに気になりますが、
人間はロボットではありません。
失敗もするし、時にはさぼりたくなる瞬間もあります。

完璧さを求めると、他人からの評判は高くなるかもしれませんが、
それに応えるハードルも自然と高くなって行きます。

いつの間にか高くなり過ぎたハードルを飛び越えることが難しくなり、
心がいつの間にか重くなってしまうかもしれません。

完璧な自分から距離を置き、少し自分を許してあげることも大事なのではないでしょうか。

5、求め過ぎず、期待し過ぎない。

つい人に期待し過ぎてしまうことがあります。

「この人はきっとこうしてくれるだろ」
「自分がこんなにしたのだから人もこうしてくれるはず」

そんな風に自分の期待が大きいほど、それが叶わなかったときにがっかりして、心が重くなってしまうことがあると思います。

他人に「してもらうこと」を期待するよりも、
自分が「人にする」ことを意識することで心の負担は減ると思います。

相手に求め過ぎて疲れてしまうよりも、自分が率先して行動することで相手にがっかりすることもありません。

期待して叶わなくて落ち込むよりも、求め過ぎず、
もし、人が自分に何かしてくれることがあったときは感謝し、
余裕があればお返しをするスタンスでいたらどうでしょう。

6、心の逃げ場所を作る。

自分の心を追い込まないことも大切なことだと思います。
どこかで自分の心の中に逃げ出せるスペースを作ること、
そして心がしんどくなってしまったときにはその場所に逃げ出すことも大事です。

自分を追い詰めて、心が袋小路の場所まで来てしまうと、
どうしても心の行き場がなくなってしまいます。

逃げることに後ろめたさなんか感じる必要はありません。
心がしんどいと感じたときは逃げることも有効です。

逃げ出すことは悪いことではなく、自分の心を守る手段。

心の逃げ場所を持つことで自分の心を守りましょう。
そこで少し休むことで走り過ぎた心を休めることができます。
無理に歩き出すよりも、時には逃げ出して心を守ってあげましょう。

7、人に頼る。

人に頼ることも心を守るためには有効な手段だと思います。
「迷惑かもしれない」と思うかもしれませんが、
自分を大切に思ってくれる人ならば迷惑も迷惑と思いません。

時には友達、恋人、両親に頼ってみてはどうでしょう。
心の重荷を一人だけで背負っていると、その重さに潰れてしまうことがあります。そうなる前に少しでも背負った重荷を人に頼って下ろしてみることも大事だと思います。

そしてもし、自分が今度頼られたときには力になれば信頼関係も築けると思います。

心の負担を人に頼ることで、重荷を分散することができます。
人に頼ること、頼られたときは助けられる自分でありたいですね。

8、理想と違っても、自分を許す。

理想や目標を持つことは悪いことではありません。
その目標に向かう努力をすることは自分自身を高めることにもなります。

しかし理想や目標に届かないこともあると思います。
その時に自分を追い詰めてしまうと、自分にがっかりして、
自己嫌悪をしてしまうこともあるかもしれません。

理想と現実が違うことにがっかりするよりも、今の自分を認め、
自分を褒めることも大事だと思います

「よくやっている」と自分を認めることで、たとえ目標に届かなくても、
それに近づけようと歩き出せると思います。

目標や理想をゴールと思わず、そこへどのように向かうかがきっと大事なのではないでしょうか。

自分に厳しい人は自分を許すことは難しいかもしれません。
けれど、今の自分を現状を認め、許してあげることで前に進めることもあるのではないでしょうか。

9、人は人、自分は自分でいい。

自信が無くなってしまうと、自分と他人とを比べてしまうことがあります。
そして他人の優れた場所を見つけては自分と比べ落ち込むことは誰にでもあるのではないでしょうか。

隣の芝生は青く見えるとよく言われるように、自分の現状をみて、
人のことが羨ましく思うことは誰にでもあるのではないでしょうか。

他人と自分を比べてもキリがありません。
そして自分の方が優れていると優越感に浸っても長く続くことはないと思います。

人は人、自分は自分と思うことで心を守ってあげましょう。

人の優れたところを見つければ認め、それに近づけるように努力すれば良いと思います。

そして自分らしくあるために。自分の仕事や生き方は自分のペースで歩いてみてはどうでしょう。

他人の人生ではなく、自分の人生。
それなら自分の好きなように生きた方がきっと楽しい。

他人を認め、自分らしく生きることで自分の心も強くなり、
自分のことも好きになるのではないでしょか。

10、最後に。

自分の心を守ることは自分自身だと思います。
時には毎日の日常に疲れてしまうこともあると思います。
「疲れた」と思うことは体力的なことよりも、心の負担からくることの方が多いのではないでしょうか。

心ひとつで日常の風景が変わることがあると思います。
心が晴れの日も雨の日も曇りの日もあると思います。

土砂降りな心に傘をさしてあげるのは優しい誰かではありません。
それはきっと自分自身ではないでしょうか。

心が少し疲れたと感じる前に少しでもこの方法や心がけで優しい気持ちが取り戻せたなら幸いです。

明日、笑顔の自分に会いに行けるように、今日の心を大事にできますように。

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