自分らしさとはなんだろう?
どうしたら自分らしく胸を張って生きていけるだろう?
そんな風に「自分らしくありたい」と思っていても、具体的にどうすれば良いか分からず悩むことあります。
今回はキム・スヒョンの書籍『私は私のままで生きることにした』を参考に自分らしく生きるためのヒントを解説していきたいと思います。
Contents
BTSジョングク愛読書『私は私のまま生きることにした』はどんな本?
キム・スヒョン著『私は私のままで生きることにした』は韓国で多くの共感を呼び、BTSのジョングクが本書を愛読していることでも話題になり、韓国、そして日本でもベストセラーになりました。
とても読みやすく、描かれているイラストも著者本人が描かれたもので心にストンと納得できる言葉ばかりでした。
それでは本書を参考に、自分らしくあるためにどう生きていくべきか解説していこうと思います。
意地悪な相手に優しくする必要はない。
意地悪な相手に、あなたのことを尊重してくれない相手に、黙って頭を下げるのはやめよう。
状況を変えられないとしても、少なくとも卑屈になるのはやめよう。
学校や仕事場でも意地悪な人は必ずいます。
パワハラなど自分の尊厳を傷つける人に「自分がダメだから」と卑屈になる必要はありません。
自分らしくあるために、愛のない行動をする人と距離を取りましょう。
雑に扱われるということは、人として不当な扱いをされていますので、そんな相手に心を配る必要はないということですね。
仕事や恋愛で嫌なことがあった時はこちらの、
嫌な気持ちを切り替えるためにできる3つの方法を参考にしてください。
自分からみじめになってはいけない。
「自分をみじめにする方法」という本によれば、他人の生活をのぞき見て自分の生活と比べることが、自分をみじめにする、いちばん簡単な方法だという。
SNSが発展した今、InstagramやTwitterなどで他人の生活を垣間見ることも多くなりました。
そして、自分より良い生活をしていたり、成功している人を見たりして、ついつい自分が惨めに思ってしまうことも多いのではないでしょうか。
わずかな好奇心を満たすために他人の生活を見物して、「みじめさ」という代償を支払っているのかもしれない。
だけど、そうやって満たされた好奇心からは何も得られない。
あなたの好奇心やエネルギーは、あなた自身の人生をよくするために使ったほうがいい。
他人の幸せを見て、落ち込み惨めに思うよりも、自分の幸せをもっと大切にする方が自分らしく生きられるということですね。
自分からみじめになることはやめましょう。
そのためにもいつも機嫌良く生きたい!
そう思う方はこちらの機嫌良く生きるための大切な6つのヒントを参考にしてください。
他人の言葉に惑わされない。
批判が正しければ、自分のよくないところを直すきっかけにすればいい。
批判が間違っていて、相手の内面に問題があるのなら、犬が吠えているだけだと思えばいい。
SNSで誰とでも繋がることが出来る世の中ですが、時には思わぬ誹謗中傷を浴びてしまうこともあります。
自分が悪い場合は素直な気持ちで正すべきですが、批判がただ人を傷つけるための誹謗中傷である場合は傷つく必要はありません。
世の中にはただ人を傷つけることで自尊心を保とうとしている人がいます。
謂れのない批判に無駄に傷つくことはありません。
すぐ傷ついてしまう繊細な方はこちらの
HSP(繊細さん)の特徴と繊細さんが楽に生きる方法を合わせて読んで見てください。
普通であれば十分に幸せ。
私の人生には多くの制約があり、将来の保証もないけど、特別ではない普通の人生でも、やれることはたくさんある。
大人の思春期は、自分の平凡さを認めて、そのなかで自分の人生を満たすことができたときに終わりを迎える。
そのときにこそ私たちは、本当の大人になれるはず。
生きていると自分が思い描いた理想と現実に思い悩んでしまうこともあります。
理想である特別な自分と現実のギャップに落ち込んでしまうこともありますが、普通であることはとても幸せなことではないでしょうか?
平凡であることを馬鹿にされることもあるかもしれませんが、平凡の中にも幸せは沢山あります。
その幸せを大切にすることで普通な自分でも心は満たされるでしょう。
誰かの期待に応えようとしてはいけない。
親の期待に応えるためだけに生きろというのは、愛ではなく、重荷であり強迫にすぎない。
自分の人生に責任をもつのが自分の役目だとすれば、子どもは親の思い通りには生きられない、と悟るのが親の役目だと思う。
私たちが期待に応えるために力を尽くすべき唯一の存在は自分自身だけ。
「良い大学に入って、良い会社に就職しなさい」と子供に期待する親は多いのではないでしょうか?
しかし、それが子供にプレッシャーを与え、自分らしさを遠ざける結果に繋がる場合もあります。
親の期待に生きるのではなく、自分がどうしたいのかと自らの声に耳を傾けて行動する方が、本当の自分らしさに近づくはずです。
誰のためではなく自分のために生きればいいのです。
本当の自分と向き合うこと。
健康な心を育むには、自分の欠点をきちんと自覚して、受け入れよう。
自分の嫌な面も認めてあげることが大切。
どんな人間も完璧な人はいません。
どこか欠けていたり、自分が嫌いなところもあるのではないでしょうか?
そんな自分の欠点に目を背けるより、「これが自分だから」と許しながら生きる方がより自分らしく生きられます。
そして他人に対しても寛容な心を持つことで、人を許す広い心で向き合うことが出来るでしょう。
しんどいときには、しんどいと言おう。
誰もあなたの代わりにあなたを守ってはくれない。
耐えがたい犠牲に耐えるのは、自分を虐待しているのと同じ。
窒息するまで自分を放っておくことほど、自分に対して無責任なことはない。
心がしんどいときでも「自分さえ我慢すれば」と頑張ってしまい、結果、心を壊してしまうことがあります。
大丈夫じゃないときには「しんどい」と口にして人に頼ることも必要ではないでしょうか?
自分の限界を知り、自分自身を大切にすることも大事なことです。
身軽に生きよう。
私たちは人生が不安だからと、あまりにも多くの荷物をもっているけど、生きるのに、そんなにたくさんの荷物はいらない。
必要なときに補充することもできるし、多少の不便さに甘んじるほうが得な場合もある。
長く生きていくために人間はいろんなものを背負いながら生きていきます。
そんな風に沢山色んなものを背負ってしまった結果、自分の荷物の重さを負担に感じてしまうことも。
もっと身軽に、もっと気楽に生きていくために捨てもよい荷物を見極め、ケセラセラと生きていく勇気が必要ではないでしょうか。
まとめ。
人生の中で自分らしく生きていくことは簡単なことではありません。
自分らしく生きようと思うと人と衝突したり、高い壁が立ちはだかります。
自分らしくありたいと思いながらも、他人に合わせて疲れてしまうという人も多いのではないでしょうか。
そんな中で少しでも自分らしく胸を張って生きていくためのヒントが本書には輝く星のように散りばめられています。
自分らしさとは何なのか、どうすれば自分らしく生きられる?と悩む方に本書は「あなたは何も間違っていないよ」と背中を押してくれる一冊です。ぜひ読んで見てください。
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