恋が終わったはずなのに、まだ未練があって、
完全に忘れることができない。
最初にあった好きという気持ちよりも、単純に恋愛に依存しているだけなのかもしれない。この恋愛依存な体質から抜け出したい。
そう思うこともあると思います。
今回は振られてしまった恋を忘れられず、ずっと引きずってしまい、
元恋人へ依存することから抜け出せないという方からのご相談にお答えしました。
恋愛に依存してしまう人の特徴と、克服するための方法を書きましたので参考にしてください。
Contents
終わった恋愛に依存することから抜け出せない。
私は1年4ヶ月前に大好きだった彼に振られました。
振られてから半年近くは食欲不振や倦怠感に追われ、自分の存在価値まで考える日々が続きました。
1年以上経過した今でも彼のことを完全に吹っ切れることができない自分がいます。
周りの人に相談すると、もっと色んな人と遊んだり、視野を広げる方がいいよと言われることが多く、私なりに行動に移してみるようにもしました。
しかし、彼のことがいつまでも頭から離れず、次の恋に進むことができません。
彼とは別れてからも時々連絡をとることがあります。
たとえ彼が暇つぶしのつもりで私に送ったLINEだとしても、彼から連絡が来ると内心ホッとした気持ちや気付けばどこかで舞い上がってしまう自分がいます。
でも、彼の気分に左右される単純な女でいることが悔しくてたまりません。
彼は私との復縁は考えていないと思います。
私自身はまだ彼に未練があるのかなとふと感じることがあるんですが、好きというよりかは依存しているような気がします。
依存から抜け出すにはどうすればいいのでしょうか…。
カフカさんからのアドバイスをいただきたいです。
恋愛に依存する理由。
ご相談にお答えします。
別れた彼をなかなか忘れられず、次に進めないというお気持ちよく分かります。
まだ完全に彼と切れたわけじゃなく、時々連絡ができるということも未練が残ってしまう原因だと思います。
この恋愛に依存してしまう原因は様々だと思いますが、
たとえば幼少期に親から十分な愛情を受けられなかったなど、愛情が不足しているため、大人になってからも愛されていないと不安になってしまうのもこのような心理があると思います。
それではどのような人が恋愛に依存してしまうのか、その特徴と対策をまとめましたのでご参考にしてください。
恋愛に依存する人の特徴。
・自分に自信がない。
・ひとりになることが怖い。
・LINEの返信が遅いと不安になる。
・愛されている確信が持てない。
・自己犠牲をいとわない。
・恋人以外に熱中するものがない。
ひとつひとつ説明していきます。
自分に自信がない。
恋愛に依存してしまう人の一番の特徴は『自分に自信がない』ことだと思います。
依存というのは足りないものを埋める行為なので、
自分の自信の無さや欠けたところを愛情で埋めることで自己を保とうとします。
結果、手にしていた愛情が失われてそうになると、それを引き止めようと失われそうな愛情にしがみついてしまいます。
これが結局、依存という形になり、いつまでも失った恋愛を追いかけてしまうのだと思います。
ひとりになることが怖い。
恋愛に依存してしまう人の傾向として、ひとりになることが怖いという心理もあると思います。
常に誰かがそばにいないと不安になってしまい、友達または恋人に依存してしまいます。
寂しいと思う気持ちは誰にでもありますが、孤独を受け入れられない人や、ひとりでは何をしたらいいのか分からないという人は他人に依存してしまう傾向があります。
自分ひとりでは安心出来ない場合が多く、寂しさに耐えられず、ひとりになることを極端に避け、寂しさから安易な恋愛で繋がろうとする場合があります。
《合わせて読みたい》▽ 別れた恋に執着しないための大切な心がけ。
LINEの返信が遅いと不安になる。
依存傾向が強い人はLINEが既読にならなかったり、既読になっても返信が無いことで不安を感じてしまう場合があります。
また、相手からの返信が遅かった場合は「嫌われているのかも」と疑心暗鬼になって自分の恋愛に自信を失ってしまう場合があります。
愛されているバロメーターが既読になる速さや、返信の速さと考えてしまいがちで、携帯を常にチェックしなければ落ち着かないという人が依存傾向にあると思います。
《合わせて読みたい》▽ 振られた元彼に連絡したいと思ったとき。
愛されている確信が持てない。
恋愛に依存しがちな人は愛されている確信や自信がなかなか持てずにいるため、常に相手に言葉で愛情を確認します。
「わたしのこと好き?」や
「わたしと仕事どっちが好き?」と
何度も聞いてしまう人は恋愛依存の傾向が強いと思います。
そして、相手からの言葉に一旦は安心するものの、時間が経てばまた愛の言葉を求める場合があります。
常に砂漠の砂のような乾いた心でいるため、満たされない気持ちが依存に繋がってしまいます。
自己犠牲をいとわない。
恋愛依存が強い人は自分犠牲をいとわない傾向があります。
恋人のためなら、好きな人のためなら何でもしてしまう人が多いと思います。
愛情が強過ぎる場合があり、相手からは「重い」とさえ思われてしまいます。
またホストクラブに貢ぎ過ぎて借金をしてしまう人もこのような「好きな人のためなら」と自己犠牲を伴う恋愛依存の傾向があると思います。
恋人以外に熱中するものがない。
常に恋人のこと四六時中考え、自分の趣味なども後回しにしてしまう人も恋愛依存になってしまうことがあります。
また、友達付き合いも極力少なく、常に恋人中心の生活になり、
よく言えば『尽くす性格』の人が恋愛依存に多い特徴ではないでしょうか。
たとえ、だらしなくダメな恋人でも、「自分が必要とされている」と感じるなら許してしまうような共依存の関係になることも特徴です。
恋愛依存を克服する方法。
ただ恋人が好きなだけなのに、依存傾向が強いため、付き合っていてもどこか不安で幸せな気持ちになれないとしたら、せっかくの恋愛も楽しくなくなってしまいます。
また失恋をして、ずっと元恋人を引きずっていては前に進めません。
それではこのような恋愛依存を克服するにはどうすればいいのか、
その対策をまとめましたのでご参考にして下さい。
自分に自信を持つ。
恋人に対し、極度に嫉妬したり束縛をしたりすることは、結局自分の自信の無さからくるものだと思います。
常に愛されている確信と自信がないために、不安に陥り依存してしまう場合があります。
自分に自信を持つことで、不安ばかりの自分から『愛されている自分』へと考え方を変えてみましょう。
『自分らしく、このままで大丈夫』と強く思うことが大切だと思います。
ひとりの人間として自立する。
失恋してしまった後で元恋人に連絡してしまうことは良くあることだと思います。
未練がないといえば嘘になってしまうけれど、どこかでもう一度元に戻りたいという気持ちがあるのかもしれません。
そのため、いつまでも元彼を引きずってしまうのだと思います。
想いを断ち切ることは容易ではありませんが、
ひとりの人間として自立することも大切です。
自分が前に進むためにも、好きな気持ちはそのままでも、ひとりで生きていく強さを身に付けなければ行けません。
そして、自分らしく歩いて行けたなら、過去の自分よりも強くなっていると思います。
《合わせて読みたい》▽ 失恋から前に進むための5つの対処法。
自分を愛する。
人から与えられる愛がないと不安になる考えを、少し変えてみてはどうでしょう。
誰かを愛することでしか自分を保てないことは少し寂しいことだと思います。
人を愛し、すがってしまうよりも、まず自分を愛してみてはどうでしょう。
そして、たとえ誰かと別れても人から愛を貰うことに執着せず、自分らしくまた前に進んでみてはどうでしょう。
自分らしくあるために。
恋愛は確かに人生を彩る重要な要素だと思います。
しかし、恋愛だけに依存してしまっては本来の自分を見失ってしまう場合があります。
「幸せってなんだっけ?」と思うときに自分の好きな人を思い浮かべることがあると思いますが、
もっと大きく自分の幸せを考えたときに恋愛以外の幸せを見つけることも自分らしさや、自分が求めるものに繋がっていくと思います。
これまでの思い出を断ち切れとは言いません。
思い出は思い出のまま残し、それを抱えながら前に進んで見てはどうでしょう。
そして、少しずつ自分の未練を捨てて行けば、自分らしく、そして執着や依存から自由になれると思います。
頑張ってください。
応援しています。
《関連記事》▽